アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- (2枚組ALBUM)

アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- (2枚組ALBUM)




1ヶ月以上ブログをほったらかしにしてしまいましたが,生きておりますw





この1ヶ月,パークでは30周年イベントが終わり,今月2日からは両パークでイースターイベントがスタート。
映画は『ウォルト・ディズニーの約束』,『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が公開。
『アナと雪の女王』は日本でも爆発的なヒットを記録中です。


以前,日本盤サントラは本国盤に比べて内容が内容が充実していないという話をしましたが,5月3日に”デラックス・エディション ”として,通常盤の楽曲に加え配信限定だった日本語吹き替え版の楽曲やインストも含めたサントラが改めて発売されるようです。

通常盤のサントラがかなり売れてる状況での発売なので,デラックス版がどれだけ売れるかわかりませんが,まぁ正直最初からこれを売ってほしかったですよね…w
「ヒットを受けて急遽発売が決定」とのことですが,まぁもともとそういう商法なのかもしれませんね。

日本語吹き替え版の3Dも4月26日からようやく公開されますし,リピーター戦略,グッズ戦略が巧みですなぁ。
どれだけ記録を伸ばせるのかに注目ですね。


ディズニー映画としても歴史的なヒットなので,今後のパークに影響が出るのは必至だとは思いますが,まぁアメリカのパークほど素早くは反映されないでしょう。
新しいデイパレードだって始まったばっかりでリニューアルもしないだろうし,5月29日からスタートする「ワンス・アポン・ア・タイム」に『アナ雪』のシーンがあるとは考えにくいですね。
海外パークは映画の登場に敏感で,キャラグリやらショーやらにすぐ反映するとこが魅力的ですよね~。
アナとエルサのグリーティングはとっくに行われていて,カリフォルニア・アドベンチャーのショー「ワールド・オブ・カラー」のクリスマスver.には『アナ雪』がフィーチャーされたシーンがありました。






動画は,デラックス版にも収録される25ヶ国語メドレーバージョンの"Let It Go"のPVに,エルサの声優たちの収録風景を入れたもの。
まぁこの映像は後撮りだとは思いますがw

この動画すごく好きなんですよねー。
松さん美しいですね~…←
でもほんとに皆さん美人ばかりで目の保養にもなりますな。(20歳の発言です)






さて,先日ようやく日本語吹き替え版を観に行けたので,また改めて『アナ雪』の感想をつらつら書いていきたいと思います。

途中からネタバレを含む感想となりますが,そのときはきちんと記載してありますのでご安心を。





吹き替え


まず吹き替え版についてですが,期待以上によかったです!!
歌に関しては以前からダウンロードして聴いていて,声いいなぁとか,ここの訳もうちょっとどうにかならんかったのかなぁ…とか思ったりしてましたが,セリフ部分含めて本当によかったと思います。
ギャグシーンが多い映画ですから,日本人にとっては日本語の方が圧倒的に馴染みがあるので,そういう場面が理解しやすく,そういった意味で字幕版よりも楽しく観ることができました。

松さんは期待通り,そして神田アナはちょーーかわいかった!←
神田沙也加は松田聖子の娘~って事実ぐらいしか知りませんでしたが,すごくいいですね,神田さん!w
なんだかアナがもっと好きになりましたよw

ピエール版オラフも,歌声を聴いたときにちょっとおじさんっぽすぎるかなぁと思いましたが,映画を観たら愛おしくなりましたw
ギャグ部分がすごく映えてますね!




↓↓↓↓ここから先は多少のネタバレを含む感想となります↓↓↓↓


ちょっと気になったのは,やっぱり歌の訳ですかね…。
もちろん,英語のもつ特徴と日本語のもつ特徴がだいぶ違く,日本語にする際は英語で表された内容をうまく抜粋して,しかも口の動きに合わせた訳にしなければいけないという難しい作業があるのは重々承知です。


とくに「生まれてはじめて(リプライズ)」の歌詞。
エルサは自分の魔法によってアレンデールが永遠の冬に包まれてしまった事実を知り,困惑と恐怖をおぼえます。
それをアナに戻してくれと言われますが,そうやって夏に戻すかなどわからず混乱し,恐怖で魔力は強くなっていくというシーンです(ですよね?←)。
そして最終的には自分の魔法でアナの心臓を傷つけてしまいます。

そのときの歌詞が,英語では"I can't!(できない!)"で,自分の魔力がコントロールできない恐怖から魔力が余計に強くなってしっていることが表されていると思います。
トロールが「恐怖が魔力を強くする」と言っていましたしね。
でも日本語では"帰って!"と言っています。
これだと,帰って!と言いながらアナを攻撃しているように見えてしまわないかなーと余計な心配をしてしまうんですよねw
恐怖で力が爆発してしまったというのと,怒りで力が爆発しまったというのではエルサの人柄を知るのにだいぶ影響があると思うので…。




ストーリー


正直,最初見たときは第一印象として薄っぺらい話だと思ってしまいましたw
事の経緯としてはもちろん何年にも及ぶ話ではありますが,トラブル発生から解決までは1~2日とかしかかかってないように見えますしw実際はもっとかかってるのかもしれませんが…。
実際,そういう感想を持たれる方も結構いらっしゃるんじゃないかと。

ただ,なんでだろう,2回目観たときは泣きましたねww

1時間40分あるこの映画ですが,観終わると非常に短く思えます。
だいたいディズニー映画ってそんぐらいの長さだと思いますが,時間的な感覚として「え,もう終わり?」と思ってしまいます。
たぶん,それがこの映画の良さであり,リピーターが多いワケでもあると思うんですけど。
それが最初の「薄っぺらい」と感じてしまった理由でもあると思います。
ただいまの個人的な感想としては,「何度見ても見飽きないよくまとまった映画」って感じですね。

見飽きない理由の1つは,個人的には「冒険活劇」じゃないからだと思います。
アナはクリストフとスヴェンやオラフに出会いながら城を去ったエルサを探しに行きます。
たぶんそこに映画として十分な時間はかけていると思うんですが,それがちょうどいいんですよね。
冒険活劇って,それがメインになって,いくつものトラブルをくぐりぬけつつやっと目的のものを発見する場合が多いと思います。
ただ,今回はトラブルというとオオカミに追い掛け回されるシーンぐらいで(でもこのシーンもくどくない),わりとすんなりエルサを見つけますよねw
「もう見つけちゃうのかよw」と思った方もいると思いますが,それがこの場合は心地よかったですw



↓↓↓↓ここから先はかなりのネタバレを含む感想です↓↓↓↓




で,最初に観たとき「薄っぺらい」と思ってしまったのがラストシーンのせいでもありました。
ディズニー映画にはよくあることですが,問題解決するとこがサラッとしすぎるんですよねw
今回の場合は,あんだけ「できないできない」言ってたことを,「せや,愛や」って言ってすんなり遂行してしまいますw
そこがちょっと引っかかってたんですが,今思えばそこくどくど書いたところで感動するかってぇとそうでもないわけで。
事実,2回目にして左目からポロッと出てしまいましたからw(ちなみに泣いたのは,アナが苦しみながらクリストフの方に歩いていくも,エルサを見て…ってとこです)

オチは姉妹愛だったわけですが,これもディズニー映画としては新しく,感動できる展開でした。
出会ったばかりの男との「真実の愛」ではなくて,家族愛という「真実の愛」。




…で,また引っかかったところを1つw
これもまた「生まれてはじめて(リプライズ)」のシーンですねw
アナを傷つけないように,王国へ帰れというエルサ。
聞かないアナを,子供のころと同じうように(いやそれ以上に)魔法で傷つけてしまいます。
さらに,デカイ雪男を作り上げて,アナたちを城から力ずくで追い出してしまいます。
…ん?
子供のときの,魔法でアナを傷つけてしまったというのをトラウマに生きてきたんだよね?
んで,不本意でまたアナを傷つけたのに(しかも今度は致命的な傷w),あんな乱暴に追い返す…?
まぁたしかに傷つけてしまったことで混乱し,さらに知らない男がやって来てまた恐怖を覚えての行動だとは思いますが…でも,ね。
ほぼ妹のために孤立して生きてきたようなものなのに,あんだけ傷ついた妹を…www




ヒットの要因とは?



リピート率などのデータはおそらく出てないですが,こんだけヒットしてるってことはリピーターがこれまでと比べて格段に多いというのは確実にあるでしょう。
26日から日本語版3Dも公開されることだし,会社側もそれを狙っているのがわかりますよね。

さっきも挙げたように,まぁ個人的な感想の範囲ではありますが,まず見飽きないってことはかなり要因になってるんじゃないでしょうか。
"Let It Go"のシーンをはじめとした印象的なシーンも多いですし。

とにかく"れりごー"の普及具合はすごいですよねww
道端でも「れりごー♪」やら「ありのー♪」って口ずさんでる人がたくさん見受けられますwまぁ自分もそのひとりですがww
ほんとうに,今回はディズニー好きじゃない人にも劇中歌を頭から離れさせないことに成功してますよねw
例えば,『塔の上のラプンツェル』だってヒットしましたけど,じゃあなんか映画の中に出てくる歌を口ずさんでくれって言われたら,できる人はディズニー好きや作品好き以外にそういないでしょう。
日本ではやらないだろうと思っていた「歌詞字幕付き」も公開されるということで,この映画の歌の力にはものすごいものがありますね。サントラの売れ行きからも窺えます。

公開前から,歌も,映像もとっても印象的な"Let It Go"をYou-Tubeで配信したり,劇場で予告としてフルで流したりといったプロモーションのし方も成功したといえるんじゃないでしょうか。






非常にキャラブヒ要素の強い映画だ!!


あとは,この映画,自分はこれが大きな要因だと思いますが,大いにキャラクターにブヒブヒできるとこがいいんですww

「キャラクターにブヒブヒ」というのは,日本のアニメキャラクターに対して使うのが一般的だと思うんですが,つまりはキャラクターを「かわいい~~~(*´Д`*)」「ステキぃ~~」と思うことです。


この映画のキャラクターは,もちろんディズニーアニメとしてデフォルメはされてるんですが,表情から動きから妙に人間臭くて非常に良い。

プロモーションで強い印象を受けるエルサ。
とにかくビジュアルが美しい。
「生まれてはじめて(リプライズ)」で一瞬見せる表情がほんとうに優しく,アナへの愛が伝わってきます。それなのに,アナを傷つけたときにあ(ry

自分のいちばんのお気に入りはアナ。
アナにブヒブヒする映画といっても過言ではないかもしれませんw
ルックスもかわいいし,しぐさ,エルサとは対照的でおてんばな言動がほんとうに愛おしくなります。
だからこそ,心臓が凍って苦しむ様はほんとうに泣ける…。
あとは目の動き。目の動きがかわいくって…ww
印象的なのは,「雪だるまつくろう」のシーンの「チックタックチックタック」,戴冠式後のパーティーで久しぶりにエルサと顔を合わせたとき,そして最後にクリストフにそりをプレゼントしたとき。

サイドキックも魅力的です。
とくにオラフ!
面白くて,かわいい!!
溶けそうになるシーンは一瞬悲しくなるんだけども,面白くてかわいいんですよねー。







あぁ,書いていたらまた見たくなってきましたw
そうそう,2回目観たときは2Dで,公開から1ヶ月以上経っているのにかなり混雑していたということでかなり前よりで観たんですが,すごくよかったです!
あの画面に包まれる感じ!w
前から観るのもなかなかいいもんですよ♪

ちなみに,4月22日17時現在,Amazonにて北米版のブルーレイを取り扱っています。
もちろん日本語音声や字幕は収録されていませんが,個人的に気に入っているフランス語音声が収録されているので是非とも欲しい(もう注文しちゃいましたがw)。